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電気工事士のLAN工事副業【需要・単価・案件の取り方を現場18年が解説】

電気工事士のLAN工事副業【需要・単価・案件の取り方を現場18年が解説】

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LAN工事の副業は、電気工事士が「持っている資格以上」に稼げるジャンルだ。1件2〜8万円、慣れれば半日で完了する。テレワーク定着・スマートホーム普及・事務所リニューアルの波で案件は増え続けている。この記事では現場18年の経験をもとに、LAN工事副業の需要・単価・案件獲得まで全部解説する。

📋 この記事でわかること

  • LAN工事の需要が増え続けている理由(数字付き)
  • 電気工事士が担当できるLAN工事の種類と単価
  • 必要な資格・工具・知識(意外と少ない)
  • 案件の取り方3ルート(法人・個人・マッチングサービス)
  • 電気工事との掛け合わせで単価を上げる方法

LAN工事の需要はなぜ増え続けているのか【2026年の市場背景】

LAN配線工事の需要は2020年のコロナ禍を境に急増し、2026年現在も伸び続けている。背景には3つの構造的な要因がある。

📈 LAN工事需要が増える3つの理由

  1. テレワーク定着:在宅勤務で「Wi-Fiが遅い・不安定」という不満が急増。有線LAN配線への需要が戸建て・マンションで拡大している
  2. スマートホーム化:スマートTV・NAS・ゲーミング機器など有線接続したい機器が増え、家庭内のLAN配線工事依頼が増加中
  3. 事務所リニューアル需要:中小企業のオフィス移転・改装時にLAN配線の引き直しが必要になる。1件で30〜100万円規模の案件もある

特に「戸建てへの有線LAN配線」は単価が手頃で、1日2〜3件こなせる効率の良さが魅力だ。電気工事士はすでに壁の中の配線作業に慣れているため、LAN工事への移行がスムーズにできる。

🔧 現場からのひとこと

最初にLAN工事の案件を受けた時、「電気工事じゃないし自分には関係ない」と思っていた。ところがやってみたら、壁に穴を開けてケーブルを通す作業は電気配線とまったく同じだった。違うのはケーブルの種類だけ。電気工事士なら1時間もあれば習得できる。それで1件25,000円取れた。

LAN工事の種類と単価一覧【2026年版】

電気工事士が副業で受けやすいLAN工事を単価とともにまとめた。

工事の種類 工賃目安 所要時間 難易度
戸建て・LAN配線1か所追加 15,000〜25,000円 1〜2時間 ★☆☆
戸建て・全室LAN配線(新設) 50,000〜100,000円 丸1日 ★★☆
マンション・LAN配線1か所追加 20,000〜35,000円 1〜3時間 ★★☆
小規模オフィス・LAN配線(10席) 80,000〜150,000円 1〜2日 ★★★
電気工事+LAN工事セット(新築) 100,000〜250,000円 2〜3日 ★★★

副業の入口として最適なのは「戸建て・LAN配線1か所追加」だ。1〜2時間で15,000〜25,000円になる。午前・午後で2件こなせば1日で最大50,000円。慣れれば半日案件を3件こなすことも可能だ。

電気工事との掛け合わせで単価を2倍にする方法

電気工事士がLAN工事を「オプション」として提案できると、1件あたりの売上が大幅に上がる。顧客にとっても「電気もLANも1業者でできる」という利便性が高く、受注率が上がりやすい。

⚡ 掛け合わせで単価が上がる組み合わせ例

電気工事(本来の案件) 追加提案するLAN工事 追加収入
エアコン設置工事 書斎へのLAN配線1か所追加 +20,000円
コンセント増設工事 同じ壁にLANポートも追加 +15,000円
照明交換工事(全室) 全室LAN配線セット提案 +80,000円
スマートホーム工事 有線LANで通信安定化 +30,000円

「ついでにLANも通しておきましょうか?」の一言で追加受注できるケースが多い。壁を開けるタイミングで一緒にやれば、顧客も「また業者を呼ぶ手間が省ける」と喜ぶ。断られることはほぼない。

🔧 現場からのひとこと

エアコン設置で伺ったお宅で「テレワークしてるんですが、Wi-Fiが不安定で」という話になった。「壁の中を通すLAN配線ができますよ」と言ったら即決で追加受注。作業時間は1時間増えて、工賃が22,000円プラスになった。今では電気工事の現場でLAN工事を提案するのが標準になっている。

必要な資格・工具・知識【意外と少ない】

資格について

LAN配線工事そのものに電気工事士の資格は必要ない。LANケーブルは弱電(低電圧)扱いで、電気工事士法の対象外だ。ただし、壁に埋め込んだコンセント型のLANポートを設置する場合は電気工事士の資格が必要になる。

「情報配線施工技能士」を取得すると、法人からの信頼が上がり単価交渉がしやすくなる。受験費用は約9,000円。取得しなくても副業は始められるが、オフィス案件を狙うなら取っておくと有利だ。

必要な工具と初期投資

工具・資材 費用目安 用途
LANケーブル圧着工具(RJ45) 2,000〜5,000円 コネクタ加工
LANケーブルテスター 2,000〜8,000円 施工後の導通確認
Cat6A LANケーブル(20m巻) 2,000〜4,000円 配線材料(顧客請求可)
壁抜き用ドリルビット(既存品流用) 0〜3,000円 壁・床の穴あけ
通線ワイヤー(既存品流用) 0円 壁内ケーブル通し
合計初期投資 約10,000〜20,000円 最初の案件1件で即回収

LAN工事副業の案件3ルート【稼ぎやすい順】

① 既存の電気工事顧客への追加提案(最速)

すでに電気工事で付き合いのある顧客に「LAN配線もできます」と案内するだけで案件が取れる。信頼関係がゼロから構築不要で、受注率は50〜70%と非常に高い。まずここから始めるのが最速だ。

過去の顧客リストにLINEや電話で一言「最近テレワークやゲームでLAN配線のご依頼も増えています。ご自宅でお困りのことがあればご相談ください」と送るだけで動く。

② マッチングサービス登録(安定した新規流入)

くらしのマーケット・ミツモアに「LAN配線工事」で出品すると、検索から直接依頼が来る。「電気工事士が行うので壁内配線も対応」と差別化ポイントを明記することが重要だ。他のLAN業者との差は「壁の中を通せるか」にある。

サービス LAN案件数 手数料 差別化ポイント
くらしのマーケット 10〜15% 「壁内配線対応」を前面に
ミツモア 見積もり単位 「電気工事士資格保有」を明記
Googleビジネスプロフィール ○(地域) 無料 地域名+LAN配線で上位表示

③ 法人・オフィス向け(高単価・継続受注)

中小企業のオフィスLAN工事は1件で80,000〜150,000円になる。テレワーク対応・セキュリティ強化・オフィス移転の需要が続いており、1社と取引が始まると毎年1〜2回の継続発注が見込める。

法人営業の入口は「地元の商工会議所への登録」と「IT導入補助金の対応業者として名乗ること」だ。IT導入補助金を活用すると顧客の実質負担が半減するため、受注しやすくなる。

月収シミュレーション【土日副業パターン別】

💰 月収シミュレーション

パターン 月件数 平均工賃 月収(手取り)
個人宅のみ(小案件) 月6件 20,000円 約120,000円
個人宅+電気工事追加提案 月4件 35,000円 約140,000円
法人オフィス案件(月1件) 月1件 120,000円 約120,000円

※材料費は顧客請求。電気工事との掛け合わせ案件は電気工事分の工賃は含まない。

LAN工事副業の注意点【現場で実際に起きたトラブル】

⚠️ 注意・失敗事例

  • 断熱材入りの壁は通線が難しい:築10年以内の高断熱住宅は壁内に断熱材が詰まっており、ケーブル通しに2〜3倍の時間がかかる。事前に建築年を確認して工期・単価を調整する
  • Cat5eとCat6Aを間違えるな:顧客が「10Gbps対応にしたい」と言ったのにCat5e(最大1Gbps)を使うとクレームになる。用途を確認してケーブル規格を決める
  • インターネット不通のクレームに備える:LANポート設置後に「ネットが繋がらない」と言われるケースがある。設定はルーター・プロバイダー側の問題がほとんどだが、工事後に必ず導通確認テストをして証拠を残す
  • マンションの壁内配線は管理規約を確認:共用壁に穴を開ける場合、管理組合の許可が必要なことがある。顧客に事前確認させてから着工する

まとめ:LAN工事は電気工事士が最も参入しやすい副業ジャンル

✅ この記事のまとめ

  • LAN工事は初期投資10,000〜20,000円で始められる最安参入ジャンル
  • 1件15,000〜25,000円、1日2〜3件こなせば日当50,000円超も可能
  • 電気工事に「ついでにLAN配線」の一言で追加受注率50〜70%
  • 法人オフィス案件は1件で100,000〜150,000円の高単価
  • テレワーク定着・スマートホーム化で需要は今後も拡大が続く
  • 「壁内配線ができる電気工事士」という差別化で他業者と差をつけられる

LAN工事はEV充電器やスマートホームと比べて初期投資が少なく、今日から始められる副業ジャンルだ。電気工事士の既存スキルが9割そのまま使える。まず1件受けてみれば、拍子抜けするくらい簡単だとわかる。

副業案件の獲得方法の詳細は「電気工事士向けマッチングサービス比較【2026年おすすめ3選】」もあわせて読んでほしい。


❓ よくある質問

Q: 電気工事士の資格がなくてもLAN工事はできますか?
A: 電気工事士がいなくても配線引き込みは可能ですが、分電盤作業など一部電気工事が必要な場合は資格者が必須です。電気工事士なら単価交渉で有利になります。
Q: LAN工事で1件2〜8万円とありますが、どう差がつくのですか?
A: 配線距離・難易度・施工箇所数で変わります。単純な1階配線は2万、複階施工や複数スイッチ設置は8万程度。電気工事との組み合わせでも上乗せできます。
Q: LAN工事の案件を取るなら法人営業と個人どちらがいいですか?
A: 個人は単価交渉しやすく利益率が高い反面、継続案件が不安定です。法人は継続案件が見込め、信用で単価交渉できます。両立がおすすめです。
Q: LAN工事に必要な工具はどのくらい揃える必要がありますか?
A: 配線用工具・テスター・LAN検査機があれば基本は対応できます。本記事では「必要な工具が意外と少ない」と言及しており、詳細は本文で解説されています。

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